納骨できますか?

お墓へお骨を納める作業は、お墓の水鉢を動かすだけなので、壮年の男の人が二人いれば、石屋がお手伝いする事も無いのですが、「お骨はどこから入れるのか、わからないので・・」とか、「女子どもだけなので・・・」とか、納骨のお手伝いを頼まれる事が、増えてきています。石屋の職人は、確かに力持ちですが、腕ちからだけでは、重い石は動かせません。力は、若い人には敵わないと思うのですが、石屋の職人は、、齢(よわい)70を過ぎた人でも、一人で水鉢を動かす事が出来ます。それは、うまく腰の力を使うので、かなり重い石が、ヒョイと動かせるようです。新人の職人さんを見ていると、やはり腰が据わってないと、感じます。腰を据えて、石が扱えるようになると、石屋の職人さんらしくなったなぁ~です。(笑)

9月に納骨のお手伝いの依頼があるのですが、お施主様から  「お骨がきちんと入るかどうか?確認して欲しい」と。調べてみると、戦前に作られたお墓のため、納骨室の入り口が、少し狭いのです。骨壷を、斜めにすれば充分に入るとは思うのですが、お施主様は、ご心配しておいでです。このお施主様、県外の方で、ご高齢なので、暑い中香川にお越しいただくのは、どうも気の毒でなりませんが、お寺様に、お話もあるようなので、お言葉に甘える事にしました。もし、骨壷が入らないときは、さらしの袋にお骨を入れ替えて、納骨しますし、お骨を土の上に撒く事も、理にかなった事なので、骨壷の中にお骨を入れて納骨する事に、それほどこだわらなくていいと、多くのお寺様はお話なさいます。

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