晒(さらし)

変換 ~ 写真 001晒(さらし)は、石屋がよくつかう布地です。どういう場合に使うかといえば、新しいお墓が建ったとき、他家の魂がお墓に宿らないための結界をはる為に、真石(長方形の文字が刻まれたパーツの名称)に撒いたり、お骨や墓所の土を入れるのに使用します。

別段、白い生地なら何でも差し支えないのですが、昔から晒を使っているので、今もそれに習って使っています。ただ、うちが袋状に縫った晒を常備しているのには訳があります。というのは、都会からこちらに納骨にお帰りになる皆さまは、直径30cm、高さ30cm程度の讃岐の常識から言うと、がいにおおきな(驚くほど大きな)骨つぼをお持ちになります。お施主様のお墓が、大きな骨つぼが納まる納骨室があるなら問題は無いのですが、すでにご先祖様がおいでたり、かなり以前に作られたお墓で、納骨室が狭かったりで、お持ちになった骨つぼをお納めするスペースが無い場合があります。そういう時、写真の晒の袋にお骨を入れ替え納骨室にお納めします。うちも初めは四角い布を使っていましたが、袋の方が入れやすいということで袋状に縫うようになり、その口を縛る紐がついているほうがなお使い勝手がいいというわけで、↑のようになりました。納骨室が狭くて、骨つぼが納められないという方のご参考になれば嬉しいです。しわくせきざいHP

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