親子の関係

昨日、息子の高校の進学説明会と学級懇談会がありました。実は、進路を決める時、この高校が目指しているようにうちの息子を育ててないと、思ったので進学を反対しました。しかし、息子は両親の反対を押し切って進学を希望しました。ここの高校、優れた先輩を多く輩出しており、優れた先輩が多いと言う事はあり難い事で、高校で息子が聞いてくる講演会の講師は、○○○元大使とか、会社役員とか、私は、一生会うこと無いだろうと思う、肩書きを持つ方々です。

よそのご家庭を、どうこう言うつもりは無いのですが、昨日の学級懇談の時、先生から「自己紹介を兼ねて何か一言お話下さい」と振られたのですが、ほとんどの保護者の方がAさん「先生は、一日3時間勉強と言われてますが、うちの子はしてません・・・・」Bさん「部活中心の生活で、勉強してません・・・」『お~~い、勉強さえしていたら、親は安心なのかい!?』といいたくなる様な、コメント続出。没個性で、なんか、面白みないなぁ~~とか、考えながら聞いていました。そのうち、息子が4月に聞いてきた言葉が浮かんできました。息子「父さんも、母さんも、○○大学へ行けて、どおして言うぅん?」母 「それは、・・・」   と、言いかける私を制して、娘 「それはなぁ~、あんたの気が合う、   あんたを分かってくれる人が、そこのランクの大学なら、   きっと、ようけ(大勢)おる(居る)と、父さん、母さんが思うからや!   姉、見てぃ~~、大学のランク下げたけん、ツライ思いしとるやろぉ・・・」と。父 「そうや、お前は一つ合格が出た途端、受験勉強手抜いたもんなぁ~」母 「自業自得やね」娘 「うん、今度から、絶対そうならんようにせないかんと、しっかり自覚したでぇ~~」いつもは、ぼぉ~~というか、のんびりぃ~~というか、かすみの中に浮かんでいるような娘の発した、息子が聞きたかったであろう、核心を突いた言葉に、この子も大きくなったもんだ!とびっくりしました。「大きな会社と言えども、今の世の中ここは大丈夫! なんて所は、一つも無いので・・・・」今朝、信金さんの行員さんと話したのですが、それは、分かってはいても、私を含め、親の頭の中には『勉強することで合格出来るランクの高い大学の先には、高収入の安定した就職先がある』と言う、バブルと共に崩壊したはずの、一流の構図がまだあるのでしょうね。そして、帰って目にした福島の高校生の母親殺人の話に、かなりショックを受けました。『勉強しろ』と言う前に『人に迷惑かけて無いやろなぁ~?』『自分のツケは、自分で払わんといかんのでぇ~~』と、人として肝心なことを、もう一度我が子にきちんと確認しておかねば!です。

コメント

  1. まほろば より:

    SECRET: 0PASS: b03dd76d4478876e943d4cbd8314b3ad 子育て・・・ていうのは難しいもんで・・・一発勝負で後先なし・・・。それでよかったのか悪かったのかは・・・あとのこと・・。わからんもんです。 うちのい娘の時も大騒ぎ。どこの高校にもいけません・・ていう中学の教師に・・・なんだかんだと・・。でも・・・、親が子供を信頼してやらなくては・・誰がこどもを守るんでしょうか・・・。親が信頼してるんだから・・・という・・・そのまなざしを・・・こどもらは感じてほしい・・。

  2. しわく より:

    まほろばさん、この頃つくづく思うのですが、子どもはどうも、親の合わせ鏡のようですね。そして、子どものいやな面を見て『こんな子に育てた覚えはない』と、思うのですが、やはり冷静に考えると『そのように育てた』ようです。(大汗)もうすぐ手元からいなくなる日も近いと思うので、この頃、しつけの最後の仕上げと思い、耳にたこが出来るぐらい、出来てないことを言っておりますが、親の心、子知らずで、彼らにとって、親の小言はうるさいだけのようです。

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