ここまでとは・・・。

変換 ~ 写真 021先日、去年の末で石材商社を退職した同級生が久しぶりに訪ねてきてくれました。

近況報告を聞き、最後には今後どうするのと言う話になり、「まだ、先のことは・・・」と言葉を濁したけど、正直、新しい分野に行くのは勿体ないと思う。というのも、商社の駐在員として、現在日本が一番石製品を輸入している国に10数年いて、知識も人脈もあるからです。その彼が「今から行くとこあるから」と帰る間際に見せてくれたのが、↑の石のサンプル。左右色が違うこの石は、2種類の正方形の石を並べたわけではありません。長方形の写真の石は、同じ様に研磨されました。その石の色がどうしてこんなに違いがあるかと言うと、右半分に薬剤を塗ったからです。石の色を濃くするために薬品処理した輸入材があることは知っていましたが、ここまで色が変化するということを見て愕然としています。お施主様に時々尋ねられる『同じ銘柄の石の値段が、どうしてこんなに違うの?』とか、『輸入材にしても安すぎる単価の製品』の不思議を解く鍵の一つは、こういうところにもあるのです。でもね、石を見る目を持った石屋は、薬品加工している石かどうかは、ある程度判断つくのです。どうやって見極めるかは、また次の機会に。しわくせきざいHP

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