うるう年

昨日は、卸のお得意様への製品の納品で旦那さんは出張でした。このお得意様とのお付き合いは、50年以上になります。香川県では聞かない話ですが、「うるう年にはお墓を建てるのはよくない」と、言い伝えられている地域があるのを、ご存知でしょうか?以前は旧暦のうるう年に対してのいい伝えだったのが、旧暦になじみがなくなった近頃は新暦のうるう年にお墓を建てるのを敬遠する傾向にあるようです。うちのお得意様がちょうどその地域にあり、この春のお彼岸に、お墓を建てる仕事がまったくなかったそうです。

新暦のうるう年は2月が一日多くなるだけですが、旧暦のことを、詳しく知っているわけではないので、ご存知の方がいたら教えていただきたいのですが、簡単に言うと、1年のうちに例えば2月が2回あったり、6月が2回あったりと、月が増えるようです。また、うるう年にお墓を建ててはいけないという伝承には諸説あるようですが、私が知っているのは『一年に収穫できるお米の量は決まっているから、 いつもなら収穫したお米を12ヶ月で食べばいいが、 うるう年は同じ量のお米を13ヶ月ないし14ヶ月で食べるようになる。 だから、その年は無駄な出費を抑えて倹約しなさいというのが、 いつの間にかうるう年にはお墓を建ててはいけない』と、なったというお話です。お墓が、今よりもっと贅沢品だった時代、お米が日本人にとって何より大切な食べ物だった時代がしのばれるのですが、今もなお、こうした風習が守られている地域が日本各地にあるのです。塩飽石材HP

コメント

  1. しわく より:

    うるう年にお墓を建ててはいけないという事は、石高制の時代は、たいそう重要なことだったんだと思います。その言い伝えが持つ本来の意味はきちんと伝わらず、「良くないことがおこるから・・・」と言うような、曲がった伝わり方をしてることが、とっても、残念だと思ってるんです。だって、良いことも、曲がって伝わると、心配の種になりますから。

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