おばちゃん、ありがとう

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一昨日、花屋さんを覗いたら、鉢植えのあじさいがたくさん並んでいました。その中で、白のあじさいの花びらに細かな縮みがあって、心惹かれました。元気に大きな花をつけている白のあじさいと、サービス品の箱に入れられた少ししおれた小ぶりの白のあじさいがありました。そこに、見知らぬ、さぬきのおばちゃんが通りかかりました。

そのおばちゃん手には、少ししおれたピンクのあじさいの鉢が・・・。おばちゃん「変わった種類のあじさいやろ!      半額で380円や!      このあじさい、地下植えしたら来年はけっこな(綺麗な)      花つけて、楽しませてくれるでぇ~~。      うちの庭、ぎょうさん(たくさん)花植えとんやぁ~~」見かけの良い分、値段も良い白のあじさいを買おうとしていた私を『見かけやないんやでぇ~~』と、このおばちゃんが教えてくれたのだと思います。少ししおれた白のあじさい、お水が足らなかっただけだったんですね。帰ってお水をたっぷり上げたら、元気いっぱいになりました。梅雨になってたら地下植えするから、それまで鉢の中で、頑張っててね。

コメント

  1. でびぃ<debby> より:

    好きな花です。花言葉はちょっと気になりますが、雨の後にしずくをたくさん付けている花は匂い立つように綺麗です。花の色は土壌によって変わるそうですね。 酸性→青系 アルカリ性→赤系リトマス試験紙と逆です。我が家の近くの紫陽花はすべて青。土も良くないのでしょう。ところで、↓の‘ゆるぬき’って何でしょうか。

  2. しわく より:

    あまりに、身近なことばなので、解説することを、忘れておりました。(ぺこり)”ゆる抜き”とは、ため池の水門を全開にして、池の水を放水することをいいます。例年まんのう池は、田植えの始まる6月の10日前後に、水門を開き放水(ダムの放水を想像してください)するのです。池は豊かなので、池で育ったどじょうや、鯉などの淡水魚も、水と一緒にさぬき平野のあちらこちらに、流れて行きます。まんのうの水が丸亀に着くのは、ゆる抜きから、2~3日かかると思います。水は、用水路から決められた順番に田んぼに、引き込まれます。水が入った田植え前の田は、さながら陸の海趣がただよいます。水が充分に田の土を潤した頃、その地区は、いっせいに田植えが始まります。

  3. でびぃ<debby> より:

    やることは何となく想像がついたんですが、なんで‘ゆる抜き’って言うんでしょう??身近に田んぼがないところで育ったので、田植え前に一面水の風景はキラキラして、さぞかし綺麗だろうな~と日本の原風景に思いを馳せています。

  4. しわく より:

    『ゆる』とは、池の取水栓のことです。誰に教わっるわけでもないのですが、さぬきの子は、子どもの頃から、『ゆる抜き』=『ため池の水の放出』と、何となく皆、知っていたような気がします。本当に、ため池とか、ゆる抜きは、あまりに身近な言葉なもので、つい皆知っていると、錯覚しておりました(ぺこり)

  5. でびぃ<debby> より:

    綺麗な音のことばが残っていますね。昔ながらのしきたりや風習も大事に受け継がれていく土地柄。羨ましいところです、讃岐は。

  6. しわく より:

    お褒め頂いて、嬉しいです。やはり、土地柄なのでしょ。少し奥まった所には、たぬきもイノシシも、キジも目にしますから、昔から変わらない時間の流れが少しは余計に残っているのだと思います。

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