春祝魚(はるいお)

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そら豆に実が入り、たわわに実る頃、鰆(さわら)が旬の時期を迎えます。鰆は”はるいお”と呼ばれさぬきの一部の地区では、結婚1年目の若嫁さんに鰆を1本持たせて里帰りをさす、とうい風習があります。私の実家は、この風習がある地域なので、義姉が嫁いで1年目の春、義姉は鰆を手土産に里帰りをしました。嫁の実家は、鰆の押し寿司を作り、婚家に娘が帰る時、手土産として持たせます。私の子どもの頃さぬきの春には、この魚がつきものでしたが、年々鰆の漁獲量が激減し、鰆が高級魚になってしまい、家庭の食卓では、鰆が遠のいてしまいました。はたして、このさぬきの風習、今も受け継がれてるんでしょうかね・・?この風習、私の中では、おいりと共に、残しておきたいさぬきの風習なのですが・・・・。

コメント

  1. まほろば より:

     和歌さまの年代でも・・・そういうお話をご存知でしょうか・・・。昔には・・・そういう風習があった・・・みたいな。 東讃地方では・・・すっかりと昔話です。 ただ、田植え前になると・・・写真のようなお寿司を作って食べて・・・「あぁ、田植えやからがんばって!」みたいなことはありますが。 それとか・・PTAなんぞで春季運動会の前には・・・こういうお寿司とかで宴会をやって・・・運動会の準備とかをやらされたような・・・。 だから・・・、あんまる、このお寿司は食べたくなかった・・。食べると・・・しんどいお仕事が待っていたから・・・。

  2. しわく より:

    この押し寿司、しんどいお仕事の前に、ご機嫌とって頂いてるみたいな・・・・、そんなイメージありますね。鰆は、必ずのっているけどお家によって、そら豆がのっていたり、きぬさやだってリで、甘みもお酢の按配も、それぞれ違っていて、その家庭の味付け具合が、感じられました。今は、ほとんど頂くことも無く、スーパーや、この時期限定でうどん屋さんで見かける郷土料理になりつつありますね・・・。

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