フェルメールの絵

フェルメールの絵と最初に出合ったのは、映画でした。『真珠の耳飾りの少女』と言う映画の予告編の映像だったのですが、うれいをふくんだ大きな瞳の少女の表情と髪に巻かれたラピスラズリーのような青色のターバンと、耳に飾られたしずく形の真珠が、印象的で、絵の持つ魅力に一瞬にして引き込まれてしまいました。映画はフィクションでしょうが、この絵の最初の印象に惹かれて、映画館に足を運びました。次の瞬間には消えてしまう、少女の一瞬の表情を切り取って画かれたこの絵は、私にとって生きているうちに一度は見てみたい絵となりました。そのフェルメールの作品の中でも名品と言われる『牛乳を注ぐ女』が、今東京に来ています。この絵、美術館の中でどんな存在感を放っているのでしょう。

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