映画『不撓不屈(ふとうふくつ)』

お休みに映画を観てきました。高杉良さんの小説『不撓不屈』が映画化されたものなのだそうですが、滝田栄さんが演じる主人公の飯塚毅さんは、税理士・会計士の世界では、かなり有名な方だそうです。この映画、飯塚毅さんが7年もの長きにわたり、国税庁からの弾圧を、まさに不撓不屈の精神で、権力に屈せず、一人の税理士として、人間として誠実に生きた姿を描いたものでした。映画の中に、父に対して、長男が手紙を渡すシーンがあるのですが、手紙の内容は両親に対しての尊敬の念に満ちあふれていました。そして、国税庁・地検・新聞などに、とことん追いつめられた父に対して、普段と変わることなく尊敬語、丁寧語を使って話をする長男。今の日本は、両親はもとより、年上の人にも、タメ口をきく人があふれているので、そのシーンに感動してしまいました。私自身が、不出来な人間ですので、偉そうなことは言えませんが、他のシーンでも、今はもう失われてしまったの?と思うような、尊ばれるべき資質を持った日本人が描かれていました。家族の絆?とか、人として誇りをもって生きるには?とか、色々考えさせられた映画でした。

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